『価値観の源泉について』
こんにちは、りくです。
今回の記事は就活を始めてから考えるようになった「価値観の源泉」について、ツイートを交えながら考えをまとめさせて頂きたいと思います!
きっかけは、ビジネスの世界でご活躍されている「けんすうさん」と「家入さん」の、下記のツイートのやり取りでした。
みんな、「こう思うようになったきっかけを教えてください」って聞きがちですけど、人のきっかけなんてどうでもよいのに聞いちゃうのは、要は物語じゃないとしっくりこないということなんだろうな🤔
— けんすう (@kensuu) 2018年1月1日
よく聞かれますよね。人生観を大きく変えたり転機になるほどの「きっかけ」なんて人生にそうそうなくて、通勤中に眺めてる景色とか、トイレのカレンダーに書いてある一言とか、例えばそういうものの積み重ねが少しずつ自分に影響をあたえてるんだろうな、としか思えなくて、答えにいつも困ります https://t.co/EysTwhKT6y
— 家入 一真 Kazuma Ieiri (@hbkr) 2018年1月2日
これらのツイートを見ての僕のツイートがこちらです。
就活で志望動機とか自分の人生観とかを過去の一時的な出来事と結びつけるの、スゴい違和感感じるんですよね。
— りく@19卒 (@rikushuukatsu) 2018年1月2日
毎日色んなニュース見たり人に会ったり考え事したりして今の自分が形成されてるのに、「あの時のこういう経験があるからこういう軸になった」っていうの、結構無理があると思う。
自分の未来を決定するのに個々の体験を重視しすぎるのって、どうかなと思います。
— りく@19卒 (@rikushuukatsu) 2018年1月2日
例えば、「東南アジアに行って現地の勢いを感じて、東南アジアに関わる仕事がしたい」とか。
じゃあ卒業旅行でアメリカ行って、東南アジアよりアメリカに惚れたらどうするんだと。
生の体験も確かにスゴく自分の価値観に影響を与えるし大事にすべきだと思うけど、日々触れる情報や思考の方が圧倒的にボリュームとしては大きい訳で。
— りく@19卒 (@rikushuukatsu) 2018年1月2日
毎日世の中で起こってる事に目を配ったり考えてたら、「こういう体験があったからこうしたい」ってストレートには決まらないと思う。
そしてこれが就活において何より厄介なのは、「日々得てる小さなたくさんの情報や思考」より、「人間が人生観ある1時点におけるキャッチーな体験」の方が過大重視されてしまう事だと思う。
— りく@19卒 (@rikushuukatsu) 2018年1月2日
「ガクチカ」なんてのがその典型。
だったら面接どう変えれば良いかっていうと、はっきりは答えられないけど。
※けんすうさんと家入さんがどういう意味合いでこのツイートをされたのかは、僕には全く分かりません。
ここから先は全て僕の考えです。
就活生の方、あるいは最近就活を経験された方は、面接で「今の価値観が形成される様になったきっかけは?」系の質問をされた事がありませんか?
この質問、なかなか答えずらくていつもどうやって答えるべきか悩んでいます。
どうして答えるのが難しいのかって考えてみたんですが、以下の3点が問題なのかなという結論に至りました。
①面接官と学生との、「触れている情報のズレ」
面接を担当する一般的な社会人(大企業だと3〜50代が多い?)と、20代前半の就活生とでは、触れている「情報の中身」が全然違うと思うんですよね。
あくまで僕の肌感ですが、面接して頂く一般的な社会人の方々より、このブログを読んでいる様な情報感度の高い学生の方が、日々触れている情報の鮮度が高いと思います。
ツイッターで起業家のツイートから最新動向を追っている大学生と、主に新聞やニュースなどマス向けの情報を得ている3〜40代の方(もちろん例外はたくさんいらしゃると思いますが)とでは、触れている情報の中身が全然違うと思うんです。
一昔前の、インターネットがまだ大衆に行き渡っておらず、子供からお年寄りまで皆テレビで同じ番組を見ていた時代では、異なる世代間でコミュニケーションを取る際に情報共有を行う必要はありませんでした。
しかし常時インターネットから情報を得られる現代社会においては、異なる世代の人に価値観を説明する際にはまず価値観を形成した「情報の共有」を行う必要があり、またその価値観を形成した情報の量がメチャメチャ多く且つ複雑なので、簡潔に説明する事が難しいのではないでしょうか。
②今の就活生は、将来の社会情勢を考える必要がある
2つ目の問題は、就活における「過去(の経験)と未来を結びつける」事の過剰重視だと思っています。
あくまで僕個人の考えですが、今の時代に「自分の未来を考える時に、過去の経験との結びつきを重視し過ぎる」のはどうかなと思っています。
例えば、人工知能などのテクノロジーによる既存業務の代替です。
オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン博士などが共同執筆した論文『雇用の未来』で、『米国の雇用者の47%が10年後には職を失う』と指摘したように、日本でも多くの仕事が人工知能によって多く取って代わられる事が予想されています。
実際にホワイトカラーの仕事も定型業務は既に自動化が起こっています。
面接官の世代は就活時にテクノロジーの発展など外部要因を考える必要がなかったかと思いますが、僕らの世代は考える必要があります。
変化の早い今の時代においては、この様な自らの職業選択に影響を与える重要な情報が毎日滝の様に流れて来ます。
①の話と被ってしまう部分もありますが、今ある価値観の形成要素には過去の経験以外のインプット(日々の膨大な情報)が多く含まれているため、今ある価値観の経緯を過去の経験から端的に語る事は難しいのではないかと思います。
まとめ
実際に思っていた事を文字に書き起こしてみると上手くまとまらないもので、ツイートの内容から離れてるし、他にも考えている事はいっぱいあるのですが、今日はこれで終わりにさせて頂きます。
上手くまとめられなくてツッコミどころの多い文章だったと思いますが、この文章を書いていて1つ思った事は、、、
「最後まで読んでくれてマジありがとうございます!!!」
りく